手の解像度を上げる

11月から絵の朝練に組み込んだのが、手の模写です。

 

それまで必要に応じて、資料を見ながら手を描いてきたのですが、

そもそもの手の構造や、どのような仕組みで動くかなどまで考える機会がありませんでした。

 

この記事では、2024年11月現在取り組んでいるトレーニングを二つ紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは以前から模写を続けているTACOさんのドローイング本です。Kindle版を購入しています。

 

初めのページから順番に模写していましたが、

手の解像度を上げたいなと思い立ってからは、順番をすっ飛ばして、手のページに進みました。

 

納得が行くまで練習ができたら、また元の順番で模写をしようと思っています。

 

この本は、漫画やイラストを書く人に向けて

どう描けば説得力のある人体になるか、を教えてくれます。

 

美術解剖学ほど深掘りしすぎず、
単なるイラスト見本よりは、はるかに詳しく

ちょうど良く省略された人体の仕組みを端的に示してくれます。

 

人体ドローイングのためにいろいろな本を探しましたが、これが一番分かりやすいです!

 

生々しい筋肉や骨の名称までは求めてはおらず、
衣服を身につけていないリアル過ぎる描写はなく、

 

子どもが見たらどうしよう…と心配することもないです。

 

様々な動きをする手ですが、基本的な構造を理解すると、描くハードルが下がります。

 

 

 

 

 

前述の本で構造を理解した後に、リアルな手を見ながら描きたいと思い、自分の手を模写することにしました。

 

手の模型を買っちゃおうかな!?

 

 

とも考えました。

 


しかし、手にできるシワや肉感、隙間にできる影、水かきの部分などもよく見たかったので、自分の手にしました。

 

おすすめは手の写真を撮って、それを見ながら描くことです。

 

最初は、自分の左手を見ながら右手で描いていた私。

でも、両眼でモチーフを見ると、どうしても右目と左目で見る景色が違い、

描き進めるにつれて、ズレが生じます。

そうなると片方の目で見て、両眼を開けて描くという作業になり、大変です。

 

そこで写真を撮ることにしました。

写真だと、反転して右手も左手も描くことができます。

 

欠点を挙げるならば、肉眼で見た色や光と異なってしまうことですが、

 

目的は色を捉えることではなく手の構造を理解することなので、写真で割り切りました。

 

 

 

 

 

子どもが起きるまでの限られた時間に、

できるだけ効率よく…

 

という理由から、TACOさんの模写10分、自分の手の模写10分

色については深追いせず、大きな明暗や要所だけ。

 

タイムリミットありの短時間なので、緊張感をもって続けられています。

 

まだまだ解像度を上げたいところはたくさんあります!

 

髪の毛
アクションポーズ
顔の凹凸と面の意識…などなど

 

「今の自分はこれが足りていないな」
「絵の仕事をする上でこれはもっと伸ばしたいな」
と考えたものから、優先順位をつけて取り組みたいです。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!