
顔への光の当たり方と影の落ち方は奥が深く、試行錯誤の毎日です。そんな時本を読んで知った聞き慣れない言葉
レンブラントライティング
気になったので、調べてみました。
レンブラントライティング
言葉の意味
↓Wikipediaより抜粋
レンブラントライティング(英: Rembrandt lighting)は斜め上の光源により顔の陰影を際立たせる人物撮影の照明技法である。レンブラント照明、レンブラントライトとも。
画家のレンブラント・ファン・レインが、ポートレートを描くために使ったと言われている採光方法に由来するため「レンブラント」ライティングと呼ばれている。なお、レンブラント・ファン・レインは決してレンブラントライトのような採光方法ばかりを使っていたわけではない。
レンブラントライティングは、光源を斜め45度ぐらいの角度でやや上方から当て、人の顔の場合、影になる顔半分の頬骨辺りに三角形の光(レンブラントパッチ)を作ることででき、顔の立体感、陰影が強調される。
レンブラントライティングは照明技法であり、カメラと被写体の位置関係に依らない。カメラのアングルが変化しても光源が鼻筋に対し45度であればレンブラントライティングである(#カメラポジションに基づく分類)。
なるほど。
光の当て方のことだったのか!
頬に三角形の光ができるのは、この光の当て方によるものでした。
つまり絵で表現する場合、人物の鼻筋から45度の角度に光源があるときのみ、この表現が活きてきます。
例えば光源が一つだけで、背後から光が当たっているような状況では、頬に三角の光を描くと不自然に見えてしまいます。
実際に光を当ててみた
言葉の意味は分かったものの、
「なぜ三角の光になるのか?」
「何が何に遮られて影が落ちているのか?」
がイマイチわからずモヤモヤ…
きっと顔の形状によるものだと思いましたが、
三角形の光ができるところを自分の目で確かめたくて、
顔の立体を紙粘土で作ることにしました!
作りながら
「あれ?顔ってどんな形をしてたっけ??」
と何度も手が止まってしまいました。
ネットで顔の凹凸について調べ、
眼窩の窪み・頬のふくらみ・鼻筋の高さの関係に気を付けつつ作ります。

おでこの出っ張りが心もとないですが、何とか完成!
さっそく光を当ててみます。
できた!
目の下側の三角形の辺に丸みが出てしまってるのは、たぶん眼窩を丸く大きくしすぎたことと、頬を盛りすぎたことが原因です(´;ω;`)

顔の中で、鼻が一番高く、盛り上がっています。
その鼻に光が当たった先に落ちた影は、とても濃くてくっきりしています。
一方頬は丘のように膨らんでおり、光源と反対側の頬は完全には影になりません。結構光があたります。
丘に当たった光が鼻のくっきり影に遮られて、三角形の光が見える、という原理のようです。
まとめ
今回は、頬の三角形の光について調べてみました。
○レンブラントライティングにより頬に三角形の光が見える。
○レンブラントライティングは、斜め上の光源で顔の陰影を際立たせる照明技法。
○鼻下の影が頬の光を遮って、三角形の光になる。
調べる中で、顔の形状や影の落ち方を実際に確かめることができてよかったです。
レンブラントライティングは
「人の顔が映える光の当て方ないかな~」と模索する中で生まれたのではないかと思います。
今では定番のライティングになっていますが、「映える」の価値基準はきっと時代と共に変わっていき、
何年後かには新しいライティング技法が登場しているかもしれない…と考えると面白いです。
他のライティング技法はどんなものがあるかな?
今流行っているライティングってあるのかな?
まだまだ調べてみたいことが山ほどありますが、今回はこれで終わります!
最後まで読んでいただきありがとうございました!