はじめての同人誌づくり②〜入稿編〜

  

 

前回の記事では印刷所や部数を決める過程をご紹介しました。

今回は、いよいよ入稿です。

 

描いた漫画をサンライズパブリケーションさんの入稿用テンプレートに貼り付けていきます。

カラー用、モノクロ用のテンプレートがこちら。

 

 

 

私が不慣れなため、時間が掛かってしまった点や反省点を含めて、ポイントをまとめます!

 

 

 

「仕上がり線(断ち切り線)」で裁断します。

 

じゃあその線より内側に描けばいいのね⁉︎

おりゃー!

 

 

 

  

 

全てを点線より内側に収めてしまうと不自然になることがあります。

 

 

つまり

切れてほしくない絵や文字は、はみ出す!(不自然にならない)

切れて困る絵や文字は、仕上がり線より内側に!

 

 

 

 

 

 

本の最後に著者名・発行者(所)名・発行年月日などを印刷した箇所が奥付けです。

 

サンライズパブリケーションさんの公式サイトには、奥付けについて以下のように書かれています。

 

”同人誌においては、奥付が責任所在の意思の有無を判断する基準となっており、責任のある同人活動をアピールするためにも、当社では同人誌に奥付を入れることをお願いしております。”

 

 

ということで、私は奥付けに

 

発行者名
●連絡先(個人HPとXのリンクをQRコードで)
●発行日(年月日)←コミティアでの頒布日

●印刷会社名

 

 

を書きました。

 

ちなみに今回のメインはモノクロの漫画だったので、奥付けを本文(グレー)の中に入れてしまい、表紙や裏表紙とは完全に切り離しました。

 

裏表紙の裏面に印刷するとなると、別料金が発生します。

 

 

  

出力見本とは、原稿に不備がないか確認するものです。

 

どんな形式で提出するのか調べてみたところ、印刷所によって定義やルールはまちまちでした。

 

「印刷データをプリントアウトしたもの」

「表示されている画像データをスクショしたもの」

「JPEGやPDFでも可」

「基本紙での提出をお願いしています」 などなど…

印刷所のルールに従って出力見本を提出しましょう。

 

お絵描きソフトによっては、出力見本を作れるものがあるので、それを活用すると手間が省けますね。

 

私はクリスタの漫画原稿モードではなくイラストモードで一枚一枚漫画を貼り付けていたため、出力見本をクリスタで作ることはできませんでした…反省です!

 

 

  

 

正確に印刷をするために、ノンブルは必ず入れないといけません。

 

この時も

ノンブルが断ち切り線にかぶらないように気をつけます。

 

先述したとおり、漫画原稿モードで作っていなかったので、一枚一枚漫画とテキストボックスをコピペしては別名保存…と時間がかかってしまいました💦

 

作品を作る段階からに製本を想定すると、あとあと時短です! 

 

 

  

 

●はじめての同人誌づくり

●部数はほどほどに

●あまりこだわらず一番シンプルな印刷にしたい

という方向性で、このようになりました!

 

入稿方法:表紙・本文入稿

商品名:フルカラー表紙セット

表紙印刷方式:表紙オンデマンド印刷

本文印刷方式:本文オンデマンド印刷

サイズ:A5

部数:50部

ページ数:32ページ

綴じ方法:右綴じ(無線綴じ)

表紙入稿プラン:早割15

表紙の仕様:アートポスト180kgオンデマンド4色カラー(CMYK)+PP加工

本文入稿プラン:早割15

本文開始ページ:3ページ

本文終了ページ:30ページ

本文用紙:上質90kg

本文インク:オンデマンドスミ刷り

本文の原稿形態:全てデータ原稿

遊び紙:前後

遊び紙用紙:色上質 中厚 空

納品方法1:ご自宅発送

 50部+予部

 

 

サンライズパブリケーションさんには迅速で丁寧な連絡を頂き、おかげで初心者の私でも無事入稿が完了しました。

今後も同人誌づくりでお世話になるかと思います。

 

  

 

初めての同人誌づくり、気をつけることがたくさんありましたが、一つ一つ調べて修正していく過程も楽しかったです!

サンライズパブリケーションさんのサイトでは、原稿についての基礎知識から、入稿の流れを丁寧に解説しています。

 

 

 

ぜひご活用ください!