
はじめに
テーマのある風景を描きたい!
ということで、いろいろな子どもの遊び場を描くことにしました!
ソフトはクリスタ
キャンパスサイズはA4横、解像度400dpi
第一弾は『森』です。
ラフ~線画
まずはアイデアを出していきます。
私は作る前に絵や文字でまとめるのが好きなので、いつもこんな風にラフを描いてます。

普段公園で遊ぶ遊具だけではなく、森ならではの要素も入れたいなぁ
木のトンネル、木の秘密基地、木の滑り台…
人工的なものは極力使わず、自然の素材で作ろうかな
などと考えながら、絵や文字でイメージを固めていきます。
大きな構成としては、真ん中に巨木があって、滑り台がぐるぐると巻きついている
その周りにブランコやはしご、秘密基地などの遊具を置くことにしました。
小さなカラーラフを拡大、不透明度を5〜10%くらいにして
その上から、線画の下描きをします。

勢いよく、迷わず、ガシガシと!
清書までに2〜3枚これを繰り返してます。
「どうせあとから直したくなる!まずは直感で何か描こう!」が最近の描き方です笑
塗り~仕上げ
全体的に空間が埋まってきたら、仮の色をベタ塗りで置いていきます。
そのあとは、空間的にさみしいところやバランスがよくないところを加筆・修正しながら、塗りと描き込みを繰り返します。


奥行きを出すため、近景に草を追加
背景が一律なので、遠くの方に船の遊具を追加
右下の倒木?は遊び場っぽくなかったので消す
手前の丘はおままごとゾーンに変更
華やかさを出すために、お花を追加

光と影を使ってさらに絵を豊かにしたいなぁと思い、上から差し込む光を描き加えました。
光を目立たせるために遠景を暗くしてみましたが、遊び場の雰囲気とは違うなぁと思い、今回はやめておきました。

塗り進めるうちに、線画の印象が負けてきたので、メインのモチーフだけ線画を複製してくっきりと濃くします。
全体を見て不自然なところを微調整。鮮やかすぎる遊具はないか、影の暗さは適切に揃っているか、線画のさみしいところはないか…などなど
こうして森の遊び場が完成!
↓タイムラプス
さいごに
テーマのある風景、森の遊び場の制作過程をご紹介しました。
森という舞台で、遊具をどのようにアレンジしようか考えるのが楽しかったです!
テーマを決めて良かったこともありました。
・普段スルーしている物事にアンテナを張りやすくなる
公園の遊具、テレビで特集されている場所、家にあるおもちゃの構造など、使える題材はないか、どのように絵に表そうか考える機会が増えました。
・いつもは描かない題材に挑戦できる
難しくて避けたい背景、非日常的なモチーフ、描いたことのない物など、テーマという縛りがあれば否が応でも取り組むことになります。惰性で描く状態が続かないように、定期的にテーマを持った作品を作り続けたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!