イラスト制作過程

 

 

 

背景練習とファンタジーの世界観を作る練習をしています。

昔からテイルズやドラクエの世界観が好きで、あんなイラストが描けたらなあと憧れていました。

 

憧れで終わらせないために、とにかく描いてみる毎日です。

今回は、主人公が通う学校を俯瞰して見た絵を描いてみました。

 

中世ヨーロッパ風の自然豊かな土地を舞台にします。

 

今回は多少粗くなっても1日で描く!という目標で描いたので、目を瞑るところはたくさんあります…(^▽^)

 

 

 

 

 

 

 

かなり大雑把に建物の配置を書きました。

グラウンドを囲むように幼・小・中の校舎があり、その周りに食堂や体育館、職員室など配置します。

 

描いたあとに整った配置を崩して、わざといびつにしました。

自然の地形に合わせて建てた学校っぽく、まっすぐな配置を無くしました。

  

 

 

カラーラフです。

下の方は最後に文字を入れる予定なので空けています。

雑な線でも、色を乗せると一気に完成のイメージが固まります。

 

オレンジ色の屋根と密集具合は、オランダのフローニンゲン州の集落を参考にしました。

 

 

 

 

 

 

線画。

メディバンの『筆』を使っています。

 

体育館兼講堂は、イタリアフィレンツェのドゥオモを参考にしました。

「水源はどうしよう⁉」あとから思い出して山から流れる川を描き足しました。

 

屋根のレンガは、別レイヤーで描いたものを変形して貼り付け、ところどころ削ってくどさをなくしています。

 

 

 

 

色塗り。

メディバンの『鉛筆』を使って、薄い色から重ねながら塗っていきます。

ざっくりとした明暗を塗った後に、明るい部分の中でさらに明るいところ、暗い部分の中でさらに暗いところを、しだいに不透明度を100%に近づけながら塗ります。

 

 

 

 

さいごに画用紙テクスチャを乗せます。

レイヤーモード「オーバーレイ」不透明度60%くらいで乗せています。

注釈を書いて完成です。

 

ファンタジー世界の学校(俯瞰図)制作過程をご紹介しました。

 

描いたり調べたりしている中で、自分には建築の知識がまだまだ不十分だと思い知りました。

 

さらに建築が行われている背景には、その時代の暮らしや文化や政治があって…

それらに触れられるのも、絵を描く醍醐味だと思います。

 

説得力のあるイラストを描くために、画力だけではなく、幅広い知識を身に着けることが大切だと感じました。