
はじめに
前回の記事でご紹介した本『vision』で学んだことを活かして描いてみます!
ソフトはクリスタ。液タブXPPENで描いてます。
↓前回の記事はこちら!
制作過程
ラフ
さぁ描くぞー!
完成形のぼやっとしたイメージは
子どもが想像力を膨らませて遊んでいて、
想像の世界が大人も巻き込んでいく
というもの。

まずは構図
ぐわーっと飛び出してきそうな構図がいいなぁ。
奥から手前にかけて人物が大きくなるように配置。
と同時に、公園の遊具を登っているストーリーにしようと思いつきます。
子どもが本当のジャングルを冒険している想像をしながら、ジャングルジムを登る。
想像が現実になり、一緒に登っているパパにも魔法がかかる。
下で見ているママは口をあんぐり。
という話にしました。
下書きは2回くらいで状況がわかる程度に。
線画

清書の線画は「鉛筆」です。
線画はこだわりすぎないようにしています。
塗った後に気づくバランスの違和感をあてにしているのと
塗りだけで陰影をつけたり、後から線を付け足すこともできるからです。
線の強弱
近くのもの、目立たせたいもの(目・瞳とまぶた・輪郭)は濃く太く
それ以外は薄く細く、場合によっては色だけでシルエットをとっています。
塗り

メイン(娘とパパ)をベタ塗り
サブ(ママと背景)をベタ塗り
⭐︎全体のバランス調整
・見やすい配色か
・主役が目立つ配色か
・背景の主張が強すぎないか
↓
メインの大まかな陰影
サブの大まかな陰影
⭐︎全体のバランス調整
・陰影の色とシェイプが目を引きすぎないか
・陰影の明度が適切か
↓
メインのディティール
サブのディティール
⭐︎全体のバランス調整
・描き込みすぎて暗くなってないか
・状況が分かるか、主役に目が行くか
・近景と遠景で描き込み量に差をつけているか
・のっぺりしているところがないか
描いていると違和感に気づきにくい現象ありますよね…
違和感を解消したら、やっぱり元の方がマシだったという現象も。
そんな時は何を伝えたかったのか、見た人にどう感じてほしいのか、に立ち返ります。
仕上げ
乗算と加算レイヤーで、全体に影と光を置きます。
メイン人物の目の中や
背景の寂しいところに描きこみ。
最後にオーバーレイでノイズを入れてます。
完成!
タイムラプス
さいごに
本から学んだことを活かして絵を描いてみました。
見た人がどのような視線をたどるか
(線の強弱・人物の配置)
どう感じてほしいか
を意識しました。
しかし描き終わってみると、もっと意識しないといけないことがたくさんあるなぁと感じます。
課題を次に活かして、一枚一枚を大切に、楽しく描きたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!